年下彼女のご機嫌いかが??
まっ、俺がこの前忠告したことでも思い出したんだろうな??



直樹はすぐ顔に出るタイプだから。



俺はそんなの気にすることなく、



そのまま仕事をする手を休めなかった。



とにかく、少しでも早く終わらせねぇとな。



俺が集中して仕事している横に、



直樹が座っていることに気づいたのは、



何十分も経ってからだったのかもしれない。



俺の横で、なぜか俺を見たまま、



何もしゃべらず座っていた直樹。



『ん??帰んねぇの??どした??』



俺はいったん手を止め、



直樹の視線を向けた。
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