年下彼女のご機嫌いかが??
『これ使ってみなよ。心配してばかりじゃ、仕方ないしさ』



『うん。ありがとっ…沙希』



昼休みにレイナを連れて、トイレへ急ぐ。



『……どうだった??』



あたしはそう聞きながら、レイナの顔を覗き込んだ。



どんな結果でも、



今はあたしがしっかりしなきゃ……って、



自分に言い聞かせるようにして、



ドキドキしながらも、あたしはなるべく冷静さを装った。



『……沙希、どうしようっ…』



でも、トイレから出てきたレイナは、



涙目で顔を真っ青にして、



あたしに抱きつくように、倒れこんできた。
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