年下彼女のご機嫌いかが??
レイナを送るいつもの道。



何度となく通い慣れた道なのに、



なんだかいつもとは違って見える。



運転する俺の横で、



時おり俺に話かけながら、



窓から外を眺めるレイナ。



信号待ちの時、



そんなレイナの頬にキスをした。



レイナは少し恥ずかしそうにしながら、



横断歩道を仲良く渡る家族連れを指差し、



『あたし達もあんな風になれるかな?』



と、俺を見ながら小さな声で言った。



『当たり前だろ!!俺とレイナだぜ?どんな家族にだって負けねぇって』


『うん…』



『明日、学校終わったらすぐ連絡して。レイナの学校まで迎えに行くから』



『ありがとう…じゃあ、また明日!』



レイナの家の近くで車を止めた。
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