年下彼女のご機嫌いかが??
とりあえず、直樹が変われば、



あの女も変わっていくかもしれねぇな。



それはこれからの直樹次第だろうけどさ。



『まっ、頑張れよ。俺は今、人の心配してるような立場じゃねぇからさ』



俺はそう言って、



スーツケースに今日中に周る取引先への資料をまとめた。



……ったく、仕事の量は一向に減らない。



相変わらず山のようにありやがる。



後ろの方で、



何か直樹が聞いていたような気がしたけど、



とにかく今日は早く仕事を切り上げて、



レイナを迎えに行く予定だからな。



俺は準備が出来ると、



すぐ会社を出て、



駆け足で営業先へと向かった。
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