年下彼女のご機嫌いかが??
とにかく、まずは挨拶だよな。



『日曜なら、お父さんもお母さんも平気みたい』



レイナが遠慮がちに俺に伝えた。



『そっか。じゃあ、日曜にしよう』



『うん。分かった…』



そう簡単には説得できねぇだろうけど、



これを済ませなきゃ、話が前に進まないから。



『ねぇ、りゅう…?』



『…ん??』



『りゅうは…大丈夫?』



『何が?』



『あたしと…こんな事になって…後悔してない?』



『するわけねぇだろう??レイナは余計な心配しないで、俺について来いよ!なっ!』



電話の向こうで、心配そうにするレイナが目に浮かぶ。



レイナのそんな不安を取り除いてあげれねぇことが、



俺は男として、すげぇ申し訳ねぇ気がした。

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