年下彼女のご機嫌いかが??
『真下さ~ん♪金曜だしぃ~あたし、暇なんですよ~。一緒に飲みに行きませんかぁ??』



会社の受付嬢が、



急いで帰ろうとする俺の足を止めようとする。



なんだかやたらにこの女は俺に声をかけてくるんだよね。



『あ、ゴメンね。今日は無理だわ。また今度ね』



俺は適当に作った笑顔で断った。



『全く~。真下さんったら全然付き合ってくれないんだからぁ~もぅ~』



そして、不満そうに俺を見る化粧映えして美人に見えるだけの、その女の前を、



『じゃあ、お疲れ様!』



と、俺はそのまま見向きもせずに走って横切っていった。


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