年下彼女のご機嫌いかが??
『今日はね、パパとママに話したいことがあるの』



レイナが俺の横で話を切り出した。



笑顔のレイナのお母さんと無表情のお父さん。



『まあまあ、まずはお茶でも飲んでもらいましょうよ、ねっ!今、用意するわね♪』



レイナのお母さんはそう言って、席を立とうとした。



『りゅう……あたしから話そうか??』



レイナが小声でつぶやき、俺を見る。



ここで俺が迷うべきじゃねぇことくらい分かってる。



でもレイナのこれからの将来がかかってること。



それは何よりも優先に大事にしたいことだ。



あれほどまでに考えていたセリフ。



俺はそれでも、迷いを打ち消せないでいた。



すると、レイナが、再び口を開いた。



『あのね、ママ、座ってて。パパも聞いて…!!』

< 223 / 448 >

この作品をシェア

pagetop