年下彼女のご機嫌いかが??
静かな部屋にりゅうと2人。



初めて自分の部屋に大好きなりゅうと一緒にいるのに、



なんでこんな沈黙なわけ???



りゅうったら、何か考え込むようにして、



さっきから黙ったままだし……。



『何か飲む??コーヒーでも持ってこよっか??』



あたしはそう言って、りゅうの顔を覗き込んだ。



『え……あ、……いいよ、いらないから…ってかゴメン…俺、ボっ~としてた』



あたしの声にりゅうがはっとした表情で我に返る。



『りゅう、何か考えてたでしょ??あたしにちゃんと話して……ねっ??』



『そうだよな……』



りゅうはあたしをグッと引き寄せながら、



『俺、マジで分かんねぇよ……』



悲しそうな笑みを浮かべ、あたしの髪を撫でた。
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