年下彼女のご機嫌いかが??
『何が??……何が分からないの??』



あたしの問いかけに、



キス出来るくらいの距離にいるりゅうから、



ひとつ小さなため息が聞こえて、



『レイナに高校中退してもらって、籍入れて、子供育てて…って、そう思ってたけどさ、それで幸せって思えるのって、なんか俺だけじゃね??ってね…俺、自分のことしか考えてねぇんじゃねぇかってさ…』



『そんなことない!!あたしだって、そう願ってる!!高校なんて、いつ辞めたっていいっ…赤ちゃん産みたいよっ……りゅうの奥さんになりたいの…』



確かに世間的に考えれば、



高校中退、結婚、出産。



どれが正しいかなんて、難しい選択かもしれない。



だけど、あたしには赤ちゃんを諦めるなんて出来ない。



そして何よりもりゅうのそばにいたい。



りゅう一緒に赤ちゃんに会いたい。



そう強く思うんだ。



それは、きっとりゅうだって同じはず。
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