年下彼女のご機嫌いかが??
『なんて言えばいいかなっ?……う~ん……レイナはさ、俺といる時は俺の彼女だろ?でも、さっき、レイナのお父さんとお母さんを見てたら、レイナはすげぇ大事にされてるって思った…』



そう答えながら、あたしの部屋にあるフォトフレームを見るりゅう。



そこには家族旅行に行った時の写真を飾ってある。



家族四人、全員が笑顔を見せている写真。



『あんなに大事に育てられてるレイナを、俺が……俺の都合で高校辞めさせて、子供産ませて……それでいいのかよ!ってさ、なんかよく分かんねぇ…』



そう言い終わると、頭を押さえるようにして、下を向いてしまったりゅう。



『りゅう??』



『ん??』



『あたしが決めたんだよ。あたしの道はあたしが決める。それはりゅうじゃなく、あたし自身が決めることでしょ??』



あたしが決めたことなんだもん。



それでりゅうを幸せにしたいし、



あたしも幸せになる自信だってあるんだから。
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