年下彼女のご機嫌いかが??
『今日は大事なお話がありまして参りました』



俺はレイナのお父さん、お母さんの視線を感じながらも、



精一杯、動揺しないように、



気持ちを落ち着かせながら話を始めた。



『単刀直入にいいます…僕は、レイナさんと結婚させていただきたいのです…』



『けっ…結婚っ??』



レイナのお母さんが思わず飲んでいた紅茶のカップを落としそうになった。



『はい。できれば、今すぐにでも…と思っております。レイナさんと一緒に暮らしたいとも思っておりまして、これは真剣に考えた上でのことです…』



『……なぜ、そんなに話を急ぐんだね??レイナはまだ高校生だ』



レイナのお父さんも、俺の言葉に眉をしかめる。



まっ、レイナの両親からしたら、これは当然の反応だよな。



『それはね、パパ。…急ぐ必要があるのよ』



レイナも会話に入ってきた。
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