年下彼女のご機嫌いかが??
家に帰ると、珍しくエイトがいた。



たしか大きな大会前のはずだよね??



『あれっ…??部活は??』



『ん?あぁ、たまにはサボってもいいだろうが…』



なんて偉そうな弟なんだか……。



『そんなんじゃ、せっかくのレギュラー降格しちゃうぞ…』



いちよう、たまには姉らしいことも言わないとね。



『大丈夫!!俺には実力ってのがあるからね。それよか、今日で学校、最後だったんだろう??姉ちゃん』



なんだか見慣れないような真顔のエイト。



『あ、うん……なんかあっけなく終わちゃったよ、あたしの高校生活…』



『んなの、自分で決めたんだろうがっ…』



『まっ、そうなんだけどさ』



エイトは不機嫌そうな顔になって、あたしに近寄って来た。



『な、何よっ??』
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