年下彼女のご機嫌いかが??
『もうちょっと待っててっ』



レイナは荷物を取りに部屋に戻った。



とりあえず玄関の中に入ると、



リビングの扉から、誰かが顔を出した。



この子がエイト君か??



どことなくレイナに似ている目。



顔立ちからしても、きっとそうに違いない。



俺は初めて見たレイナの弟に向かって、



『あ、君がレイナの弟さんだね?はじめまして!!真下流星です。宜しくお願いします』



と、頭を下げ挨拶してみた。



こんな年下の子に俺が頭を下げるのは、



なんか違和感みたいなのもあったけど、



レイナの弟……それなら俺の弟じゃん??



そう思うと自然に笑顔になる俺。



すると、少し戸惑ったような顔をしながら、



『エイトです…どうもっ』



と、早口なひと言が返ってきた。
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