年下彼女のご機嫌いかが??
第27章***ERI
エイトを初めて見たのは、



中学の入学式の時だった。



体のわりにはまだ大きな制服。



ついこの前まではランドセルを背負っていたのに、



今日からはみんな同じ真新しい制服に身を包む。



慣れなくて違和感しか感じない。



おまけに長くて退屈な校長先生の話。



あたしはまだ見慣れない体育館を見渡していた。



そして、あたしはエイトを見つけてしまった。



明るい茶色の髪。深い茶色の目。



ダルそうにあくびをしながら、



今にも眠ってしまいそうに見えたエイト。



その仕草があまりにも可愛くて、気になって、



なぜだかエイトをずっと見ていたいって思った。



これが始まり。



それは完全なあたしの一目惚れだった。


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