年下彼女のご機嫌いかが??
『今、彼女いる??』



勇気を出して、話しかけたあの日。



初めての会話が告白なんてね。



『ん??彼女??今はいねぇけど…ってか、あんた誰??』



『あたし、5組の鳥居絵梨。エイト君が好きなの……だからエイト君の彼女希望なんだけど…』



当然あたしのことなんて知らなかったエイト。



あたしの言葉にフッと笑う。



そして、あたしの大好きなその目は、



真っ直ぐにあたしだけを捕らえて……



『いいよ。付き合っても…』



と、形のいい唇は、たしかにそう告げた。



『嘘…っ…』



『嘘じゃねぇよ!!』



『ホントにいいの??あたしで…いいの??』



『あぁ、いいよ。絵梨…だっけ?宜しくねぇ~』



あたしは今にも泣きそうになって、



その場にペタってしゃがみ込んじゃったんだ。
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