年下彼女のご機嫌いかが??
だってエイトのことが好きすぎて、



だから、嬉しすぎて、



一気にあたしの力は抜けてちゃったんだ。



そんなあたしを見たエイトは、



腕を伸ばし、あたしに向かって、




『ほらっ…』



と、優しく引っ張って立ち上がらせてくれた。



『あ、ありがとっ…』



『ははっ、ったく、絵梨ってさ、相当俺に惚れちゃってんだね~??』



エイトは少しニヤけて、



わざと意地悪そうな口調でそう付け加えた。



『そうだよっ…ずっとずっと好きだったんだから』



あたしは半分開き直って、



差し出されたエイトの手を握った。
< 319 / 448 >

この作品をシェア

pagetop