年下彼女のご機嫌いかが??
実家から駅までエイトと肩を並べて歩く。



駅に近づくにつれ、人の数も多くなる。



途中、何度か人ごみの中でぶつかりそうになるあたし。



それに気づいたエイトが、



まるであたしをガードするかのように前を歩いてくれる。



こんなの久しぶりすぎて、



なんだか照れくさい。



制服のままのエイトと、



少しお腹の大きなあたし。



通り過ぎる人達にはいったいどんな風に映るんだろう。



『今日、旦那は??』



歩きながら聞こえたエイトのぶっきらぼうな質問。



『旦那って…まだ結婚してないし…』



『なんで??結婚式って女は憧れんだろ??』



『うん…まぁね。出産してさ落ち着いてからでいいって、あたしがりゅうに言ったの…。なんていうか……急ぎたくないって思うんだよね』



『ふ~~ん。そんなもんかね…俺には分かんねぇな』
< 326 / 448 >

この作品をシェア

pagetop