年下彼女のご機嫌いかが??
駅に着くとエイトから荷物を受け取った。



『気をつけてなっ……それと…あんま無理すんなよ……じゃあ…』



すごく素っ気ない言い方の中に、



あたしを心配してくれてるエイトの気持ちが伝わる。



いつの間にか、こんなに頼れる存在になっていたんだね。



『うん。ありがとね…またね』



あたしが手を振ると、エイトは小さく頷き、



人で溢れる駅の改札の中、あたしに背を向け、帰って行った。



背も伸びて、あたしよりずっと高くなっていたエイト。



電車に乗って、しばらくしたら、



りゅうからメールがきた。



【今日も帰りが遅くなる。夕飯はいらないから。ゴメンな(ToT)】



携帯を手にメールの画面を見ながら、



あたしはため息をついた。
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