年下彼女のご機嫌いかが??
りゅうの仕事は相変わらず忙しい。



それはりゅうの実力や、



仕事上の実績が認められてのこと。



あたしはそれを喜ばなきゃいけない立場なのは分かってる。



でもその点、あたしはまだまだ未熟。



りゅうの奥さんになるにはその気持ちがまだ足りない。



だって、寂しさや会いたいって気持ちのほうが強いから。



あたしとりゅうとの距離を作る「りゅうの仕事」を、



心から応援出来なきゃ、奥さんは務まらない。



だけど今のあたしはどうしても、



こうやってため息をついてしまうんだ。



分かってるつもりではいるのに。



りゅうがますます仕事に力を入れてるのは、



あたしのためでもあるってこと。



産まれてくる赤ちゃんのためを思ってのことって。
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