年下彼女のご機嫌いかが??
でもあたしが目が覚めた時には、



あたしの隣には静かに寝息をたて、



眠っているりゅうがいた。



いつ帰って来たんだろう??



あたしってば、



りゅうの帰宅に気づかないくらい、熟睡してたんだ。



あたしは目を閉じているりゅうの髪をそっと撫でた。



あまりにも無防備なその可愛い寝顔のりゅう。



思わずじっと見つめてしまう。



そしてそれを見て感じるのは、



いつもの大人っぽい雰囲気のりゅうとのギャップ。



そのギャップを知ることが出来て、



そんな寝顔を独り占め出来るのは、



………あたしだけ!!それがたまらなく嬉しい。



そんな事を考えながら、



寝ているりゅうの頬にキスをするのも大好きなんだ。



でも今朝は、そんなりゅうの寝顔を見ながら、



少し罪悪感に似た思いがあたしを包んでいた。



きっとそれはあたしが見た夢のせい。



だって、いくら夢でも、



なんかりゅうに悪い気がして、



そう思うと余計にその夢での出来事を意識しちゃいそうなあたしがいた。
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