年下彼女のご機嫌いかが??
結婚式を先に延ばしたのはあたしだった。



『結婚の時期はレイナに任せるよ。どんな形でも、どんな順番でも俺達は変わらないもんな』



あたしの決断に、りゅうが言った言葉はたしかにそうだと思った。



それにりゅうがあまりにも仕事に追われていて忙しそうで、



これ以上大変なことを増やしたくなかったのも事実。



りゅうさえ、そばにいていてくれれば、



結婚式をしなくてもいいやって思ってたくらいだし。



でも、本当のあたしの気持ちはどうなんだろう??



あたしはどうしたいんだろう??



変な夢見たからかな……。



なんか自分が分からなくなって、



思わずりゅうにあたしからギュッと抱き着いた。
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