年下彼女のご機嫌いかが??
レイナに今日、渡そうと思っているのは、



この前、仕事の合間に、



時間を作って買いに行ったもの。



真っ白な店内のその店。



キラキラと輝くジュエリーが並ぶ、



眩しいくらいのショーケース。



そして、上品な笑顔が似合う店員。



店内に入った俺を見つけたその店員が声をかけてきた。



『いらっしゃいませ。何かお探しでしょうか?』



『はい…婚約指輪を…』



慣れない雰囲気に落ち着かない気分で俺は答えた。



すると店員はさらに笑顔になって、



『それは、おめでとうございます!』



そう言って、いくつかオススメの指輪を見せてくれた。



レイナのイメージに合うもの。



そして、俺の好みにもあてはまるデザイン。



数え切れないほどの指輪の中から、



シンプルなデザインのダイヤの指輪を選んだ。


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