年下彼女のご機嫌いかが??
りゅうも心配して何度か実家に顔を出してくれたけど、



ママやパパは、訪ねて来たりゅうと、



落ち着いて会話出来るほどの、



心の余裕が全くなかった。



『ゴメンね。りゅう』



『最近、レイナに謝られてばっかだな。とにかく今は、レイナがお母さんとお父さんを支えてやれよ』



りゅうはどこまでも優しく、どこまでも大人なんだ。



『また来ます…』



本当なら、りゅうにもそばにいてほしいけど、



仕事があるし、これ以上、



エイトのことでりゅうを振り回してはいけない気がした。



『レイナ…おやすみ…じゃあな』



玄関先まで、りゅうを見送ったあたしに、



りゅうはいつもと変わらないキスをくれた。
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