年下彼女のご機嫌いかが??
『じゃあ、こっちに戻って来れるのか?』



りゅうに電話でエイトの帰宅を報告。



りゅうの低くて優しい声は何度聞いてもドキドキする大好きな声。



『うん。そのつもり。もうママも大丈夫そうだし、明日にはそっちに戻るよ』



『そっか。よかったな。で、エイト君は元気なのか?』



『うん。全然変わらない。不思議なほど元気。態度だって普通なの。いなかった事が嘘みたいに…』



『エイト君なりにこれ以上心配かけないように、気を使ってんのかもな。レイナも今日はゆっくり眠れよ。じゃあな、おやすみ…』



『うん…おやすみ…』



携帯を閉じ、ベッドに横たわったあたしは、



ここ数日の張り詰めた緊張感で、



知らないうちに溜まっていた疲れに押されるようにして、



無意識に目を閉じて、すぐに眠ってしまった。
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