年下彼女のご機嫌いかが??
微かな意識が残る中、



………ん??……あれ??



唇に何かが触れた感触に気づいた。



………夢??



ゆっくりと目を開けたあたし。



明かりの点いていない部屋の中、



ぼんやりとあたしの視界に映った人影。



………えっ………どうして??



……そこにいたのは、



『……エイトっ??』



あたしを見下ろすエイトだった。



『やっと起きたか…』



『な、何よ??いつからいたの??びっくりするじゃない!!』



あたしの慌て様に、エイトはフッと笑って、



『やっぱ…姉ちゃんに話しておこうと思ってさ……』



そう言って、部屋の電気を点けた。


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