年下彼女のご機嫌いかが??
ってか、そんな直樹見たら、



ほんの少し羨ましかったりする。



直樹に羨ましいとか思ったこと……初めてじゃね??



まっ、いつか俺もレイナと………ってね。



その時は俺とレイナの間に俺達の子供がいんのかな。



一人で妄想しちまってる俺を、



式が終わって招待客に挨拶をしていた直樹が見つけた。



『真下さん、二次会も来てくださいよ~』



真っ白なタキシード姿が意外と似合っている直樹。



『悪りぃな…帰るよ…。出産予定日が近いんだよ。今日は最高の結婚式だった!おめでとう、直樹』



『ありがとうございます。そっすか…二次会、来てほしかったけど、残念ですが、それじゃあ仕方ないですね』



そうやって今日の主役が肩を落とすなよ。



ゴメンな、直樹。



とにかくおめでとう!!



マジでいい式だった。



またいつか一緒に飲もうな。



言葉にこそ出さなかったが、



俺の心ん中はそんな気持ちでいっぱいだった。





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