年下彼女のご機嫌いかが??
『陣痛が始まったみたい…痛っ…痛ぃっ…』



静かな部屋に突然のレイナの声。



あまりの痛みの大きさに、



それ以上の言葉が続かないレイナ。



『大丈夫…か?今から病院行こうっ!』



落ち着け…俺!!



前から準備していた入院用のボストンバックも忘れず車に押し込んだ。



そしてレイナを乗せ、真夜中に車を走らせた。



向かう先は病院。



車に乗っている間、



規則的に押し寄せる痛みに、



必死に耐えるレイナ。



車の後部席横たわり、その表情はとても苦しそうだ。



俺は焦る気持ちを堪え、なんとか冷静さを保っていた。



そして、ハンドルを握り、ただひたすら病院を目指した。
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