年下彼女のご機嫌いかが??
どれくらいの時間が経ったのか。



レイナの陣痛の間隔がどんどん短くなって、



『それでは分娩室へ行きますよ』



先生は笑顔を浮かべ、レイナに言った。



レイナは頷き、ゆっくりとした足どりで歩き出した。



『出産に立ち会いますか?』



先生がレイナを支えるように歩きながら、



振り向き、俺を見た。



『…へっ??俺ですか??』



『はい。あなたに決まってるじゃないですか!!』



『えっ…と…』



突然言われて戸惑う俺は言葉を詰まらせた。



立ち会い出産なんて考えてもいなかった。



レイナはどうなんだろう……。



ずっとそばにいるって、



さっき俺は言ったんだ。



答えは決まってるようなもんだよな。



『はい!!立ち会います!!』
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