年下彼女のご機嫌いかが??
『おっ??姉ちゃん……っ』



いつの間にかうとうとと眠ってしまったんだ。



病室のドアから顔を出すエイト。



『エイト、来てくれたんだ』



ベットから起き上がろうとするあたしを見て、



『大丈夫なのかよ??そのままでいいから』



制服姿のエイトはキョロキョロと辺りを見渡して言った。



なんか久々に見る制服を着たエイトに、



懐かしさを覚えるのはどうしてだろう。



一段と背が伸びて、



日焼けした肌が眩しいくらい大人びて見えた。



『産婦人科なんて、なんつうか…入りづらくてさ…』



エイトはそう言って、頭をかきながら、



少しはにかんだように頬を赤らめた。



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