年下彼女のご機嫌いかが??
そんな照れたようなエイトを見ていたら、



あたしを好きだと言った、



あの日のエイトを思い出してしまった。



『学校の帰り??』



『うん。今日は部活もなくて時間あったからさ』



エイトの言う「好き」の意味。



エイトの言葉、表情。



あの真っ直ぐなエイトの気持ちに、



応えるなんて出来っこなかったあたし。



気まずい思いがなかったと言えば嘘になる。



だからこそ、もっとギクシャクしてもおかしくないはずなのに、



『うわぁっ……めっちゃ可愛いじゃんっ。小っせぇなぁ』



あたしの目の前で、赤ちゃんと対面して、



目を細めて、はしゃいでるエイト。





< 397 / 448 >

この作品をシェア

pagetop