年下彼女のご機嫌いかが??
第33章***RYOGA
『嶺雅(りょうが)、さっさと起きなさいって!!』



『……んっ??……今何時??』



へっ?!もうこんな時間??遅刻だっ!!



『なんでもっと早く起こしてくんないんだよ~』



僕はブツブツとお母さんに文句を言いながら、



美味しそうな朝食が並ぶ、



暖房の効いた暖かいリビングを素通りし、



キッチンにいるお母さんを見た。



エプロン姿のお母さんは、そんな僕を見つけ、



ニコニコしながら僕をギュッと抱きしめる。



『寒いからって、いつまでもお布団の中にいたんでしょ~?やっと起きたわね♪お寝坊さんね!!』



それを見たお父さんが、



『いいなぁ~。嶺雅~!!レイナぁ、俺にも、俺にも~してぇ♪』



な~~んて言って、お母さんを僕から離して、



『それじゃあ、レイナっ!仕事行って来ます!』



そうお母さんの耳元でささやくと、



……ギュッ。………チュッ♪♪



お母さんを抱きしめ、キスをした。



あの~~お二人さん??



息子の僕の存在忘れて、



甘いキスを長々としすぎてませんか??

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