年下彼女のご機嫌いかが??
エイト兄ちゃんは学生時代からずっとサッカーをやっていて、



今でもその頃の友達とチームを作っている。



部屋にはそんなサッカーに関わる物がいっぱいあって、



僕にとってはまさに宝の山みたい。



僕が置いてあったサッカーの雑誌をめくっていると、



『嶺雅は好きな子いんのか??』



ベットの脇に座ってくつろぐエイト兄ちゃんが僕を見ていた。



『……いないと思うけど…だけど…』



『だけどって??』



僕は今朝の城嶋とのやりとりをエイト兄ちゃんに話すことにした。



ひと通りの話を聞き終えると、



『……それは間違いなく恋だな。きっと嶺雅はその子を気になり始めてるんだよ』



と、そう言って、僕の肩をポンポンと軽く叩いた。



『……恋??僕が……』



今までそんなの考えたこともなかったから、



なんか照れくさいような、



くすぐったいような気持ちになった。







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