年下彼女のご機嫌いかが??
『やっぱ僕にはまだよく分かんないやっ…』



いつか僕も分かるのかなっ??とは思うけど。



『はははっ…別にいいんじゃね?急ぐ事じゃねぇし、その子を大好きになれば自然に実感するさ。恋する切ない気持ちや、その子を見るだけでドキドキする経験とかね』



『エイト兄ちゃんにもそんな経験あるの??』



『どうかな…まぁ、中学ん時に好きだと実感した相手がいてさ。その子が一番かなぁ…。どんなに時間が経っても、その子以上に好きになれる子に出会えねぇんだよなぁ』



エイト兄ちゃんはフッと微笑むように言った。



『へぇ~。それで、その子とはどうなったの?』



僕は雑誌を閉じて、エイト兄ちゃんの隣に座った。



『あの時のことか??俺の気持ちはな、ちゃんと伝えたよ…でも所詮無理な相手だったからな…』



『おばあちゃんは、「エイトはモテモテだったから、彼女なんていっぱいいて大変だったのよ♪」なんて言ってたよ』



僕の言葉にエイト兄ちゃは首を振り、



僕の頭を撫でながら笑った。



エイト兄ちゃんには、そこまで想いを寄せた人がいて、



その人への気持ち以外は、



エイト兄ちゃんにとっては、「恋」じゃなかったってことなのかな??





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