年下彼女のご機嫌いかが??
突然のレイナの告白に戸惑う俺に、



あいつは言った。



照れて真っ赤な頬で、



そして、眩しいくらいのとびっきりの笑顔で、



『あたしに幸せをください!!あなたの彼女になりたい……あたしの願いを叶えてくださいっ……』



頭を下げながら、そう言い終わると、



ゆっくりと顔を上げたレイナは、



俺と目が合うとまたニコっと笑って見せた。



そしてもう俺はこの瞬間、



答えが分かっていた気がする。



何かが、俺の気持ちの中で始まっていたんだ。



ひと回りも違う女子高生。



気がつくと、俺も目の前のレイナと同じ笑顔になっていた。

< 63 / 448 >

この作品をシェア

pagetop