年下彼女のご機嫌いかが??
レイナは、ココアを美味しそうに飲み干し、



支払いを済ませると、俺達は店を出た。



『たまにはあたしが払うよ』



レイナは、そう言っていつも気にするけど、



さすがに高校生のレイナに、金を払わせるなんて、



どう考えてもありえねぇだろ。



『いいんだよ。レイナは美味しい晩飯作ってくれるだろ?』



レイナは俺の言葉に嬉しそうに笑い、



俺の腕に自分の細い腕をからませるように、しがみつく。



歩幅をレイナに合わせ、



ゆっくりと二人で歩く時間。



マジでレイナに癒される俺がいる。



どんなものよりも大事な時間。
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