キミとひとつ屋根の下
「…ごめんね。遅くなっちゃって……えーと、七瀬さんだよね?」
キャ〜!!!
「七瀬さん」だって〜っ!
名前呼ばれただけで胸のドキドキが止まらないよ…
あたしやっぱり
大好きなんだ……。
「あ、あ、ありがとう!!来てくれて……勝手に呼びだしてごめんね…」
あたし吃りすぎ!
緊張しちゃうよぉ…
「全然いいよ。七瀬さんと話してみたかったし」
「えっ」
「いつも部活の試合見に来てくれてたよね?ありがとう」
そういって、まるで王子様のように笑顔で微笑む彼にドキドキが増して、今にも倒れそうなくらい胸がいっぱいだった。
本当に、なんでこんなにカッコイイんだろ…
なんでこんなに好きなんだろ…。
田城雪斗君…
大好きです。