空 猫-ソラネコ-
ぼくらだけの『約束』
その後、ぼくが泣き止んでからみんなでひなたぼっこしながら、おしゃべりをした。
たくさんおしゃべりしたのと、天気が気持ちよくて、ぼくとシロ以外はみんなお昼寝しちゃった。
「みんな、寝ちゃったわね」
シロがぼくに話しかけてくれた。
「うん。気持ちよさそうだね」
ぼくとシロだけの会話が続いた。
「今日は本当にいい日ね。天気もいいし、ソラは声が出るようになったし、お日様のおかげかもね」
「うん、そうかもしれない。だから、すっごく感謝してるよ。あと、神様にもね!」
「ウフフ。えらいわね、ソラ」
シロにそう言ってもらえて、嬉しかった。
.