君イロ「2」




何よ?


急に大きい声出してビックリするぢゃない!




「俺は、桃ちゃんが大好きだあぁ――――――あぁぁ!!!」





ビクッ







道を歩く人々の心の声が手に取るようにわかります。





「止まれ!」




「桃ちゃん、信じてくれた?」






あ、あれ信じてもらうためにやったの?


私はついに頭が壊れたのかと。





「かわったから止めて。恥ずかしいでしょ。」





「俺は恥ずかしくありません!」



まあなんて素敵なスマイルなんでしょうか?




「さよーですか。それはよかった」






< 12 / 18 >

この作品をシェア

pagetop