【好きよりも愛してる】15才で突然ママになった奈都(2)
保育園に行って琢哉さんの子供の顔見たら、


私の子供も生きていたら、琢磨君と同じぐらいだなって思った。



そしたら琢磨君を抱き締めていた。


その後はあまり覚えていない。



気がついた時自分の部屋に琢磨君といた。



琢磨君泣きもしないで、私とずっと一緒にいてくれた。



「琢磨くんは誰が好きなの?」




『ママがしゅき。』




琢磨君の本当のママは阿紀さんなのに。




琢磨君のママは今のママなんだね。




琢磨君といる時間が楽しくて、琢磨君連れ出した事すっかり忘れてた。



そしたら怖くなって、響に会いたいってメールした。


琢磨君の事響に相談するつもりだった。



ごめんなさい琢哉さん。



ごめんなさい琢哉さんの奥さん。」




私はその言葉と同時に飛び出した。




「琢磨! 」




「ママ! 」




琢磨を抱き締めたその時、あ、もしかして破水した?



私はかがみ込んだ。




『奈都どうした?』




「琢哉さん破水したみたい。赤ちゃんが危ない、



早く病院へ連れてって!」







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