【好きよりも愛してる】15才で突然ママになった奈都(2)
琢磨は寂しかったんだね。



みんなが五つ子にかかりきりだから。




ごめんね琢磨。




琢哉さんが琢磨を抱っこした。




『琢磨パパの事は?』




琢磨は私を見て、「ママいちばん、パパにばん。」




『パパは二番目なんだ。』



「だめ? 」




『駄目じゃないよ。』




「ママと遊ぶ。」




琢哉さんが琢磨を私たちの部屋に連れて行った。




琢磨は泣き疲れたのか、琢哉さんの腕の中で眠っていた。




琢磨を私たちのベットに寝かせた。




「可愛い寝顔だね。まだ小さいのに、



一杯我慢させちゃった。」



琢哉さんが抱き締めてくれた。




『奈都まで泣いてどうする。



琢磨はまだ小さいから分からないけど、



もう少ししたら、五つ子のお兄ちゃんになってるよ。


だから俺たちが琢磨支えてやらないといけないな。



五つ子の事ばかりに追われて、琢磨のこと後回しにして反省してるよ。』




琢磨本当にごめんね。








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