【好きよりも愛してる】15才で突然ママになった奈都(2)
『何、さっきから俺の顔見つめてるけど、



俺に惚れ直したとか?』




そんなの当たり前。




私はずっと琢哉さんに惚れてる。




だからね、「うん惚れてる。」




『奈都。』




「だから、ずっと惚れてる!」




あ、声でかかった?




琢哉さんが真っ赤になる。



「琢哉さん可愛い。」




『奈都、大人をからかわないの。』




私又やっちゃった?




だって私は琢哉さんしか目に入らないんだよね。




二人で見つめ合いニヤニヤしていると声を掛けられた。




「奈都ちゃん!」




振り向くとそこにいたのは、遠矢と朝香さんだった。



朝香さん足もすっかり直ったんだ。




「奈都ちゃん隣に座っていいかな? 」




「どうぞ。」




朝香さんは、琢哉さんの隣の椅子を引いて遠矢を座らせた。







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