【好きよりも愛してる】15才で突然ママになった奈都(2)
琢磨が私を呼びに来た。琢磨に手を引かれ、




ダンボールの家に入った。



椅子とか机、ベットまで作ってあった。




ダンボールの椅子に座ると、琢磨が私にお菓子をくれた。




私の隣に遠矢さんが座る。




「遠矢君ありがとう。こんなに楽しそうにしてる琢磨始めて見たよ。



琢磨一杯我慢して可哀想なんだ。」





すると、『一杯我慢してるのは奈都ちゃんでしょ。



そんな顔してたら子供が可哀想だ。



お腹の赤ちゃんにも悪い影響与えるよ。



ママはいつも笑ってない駄目だな。』





遠矢君に頭をなぜられた。




その時一粒の涙が頬をつたる。





「奈都ちゃん泣きたい時は泣いていいんだよ。」





そんな事言わないでよぉ。




もう涙は止まらない。









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