【好きよりも愛してる】15才で突然ママになった奈都（2）

帰りの車の中琢哉さんも私も無言。




私はどうしていいのか分からなかった。




両親はもう沖縄に行った。



多英おばちゃんはお店が忙しい。




隣の山田さんのおばちゃんに頼むしかないかな？




近所に住む田村のおばあちゃんには、小さい時から可愛がって貰った。




田村のおばあちゃんはおじいちゃんと二人暮らした。



ここ最近会ってはいない。



｢琢哉さん、私どうしたらいい？



五つ子なんて私には育てられないよ。｣




『奈都、元先生に言われただろう。



五つ子を一人では育てられない。



周りに協力を頼むしかないんだよ。



奈都そんな顔しないの。



俺も五つ子には驚いたけど、



一度に五人の赤ちゃんに出会えるんだよ。



だから俺と奈都は五人の赤ちゃんに会える準備をしないといけない。



奈都、これから大変になるぞ。



まず、ベビーベット２つ買って、



ベビー布団も琢磨の一つあるから、４つ買って、



ベビー服もパジャマも、オムツはどれだけ必要なんだ。



奈都こりゃ大変だぞ。』