【好きよりも愛してる】15才で突然ママになった奈都(2)
琢哉さんが夏のボーナスはこれでみんな無くなるなと笑った。




「琢哉さんは心配じゃないの。」





『俺が心配なのは奈都の体だけ。



奈都なんでも俺に話して、一人で悩まないでほしい。


買い物も一人では出掛けない。



大きい冷蔵庫と洗濯機も買わないといけないな。



奈都お腹空いただろう?何か食べて帰るか。』





「うん、ファミレスでいい。アイスクリーム食べたい。


後服買いたい。



お腹が大きくてもう服着れない。」





琢哉さんが私のお腹をそっと触る。




『五つ子ちゃん元気に生まれて来いよ。



一郎、二郎、三郎、四郎、五朗ちゃん。』




「何で五人とも男の子なの。


琢哉さんそれはないよ。



もうやだ五人が男の子なんて絶対嫌。



それに何?



その名前絶対あり得ない。」





私がほほ膨らませて怒ると、



『いつもの奈都に戻ったな。



奈都、五つ子って分かっても今までと何も変わらないんだよ。



俺と奈都の赤ちゃんに変わりないんだから。



二人で協力して育てような。』








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