【好きよりも愛してる】15才で突然ママになった奈都（2）

マンションに戻り沖縄の両親に今日の事を電話で話した。




｢奈都、母さんなるべく早めにそっちに戻るから、



要さんも奈都が心配だからそうしろって言ってる。



多英にも私から頼んで置く。



お店は健ちゃん頼めばなんとかなるしね。



奈都は自分の体とお腹の五つ子の事だけ考えていなさい。



ベビー用品は全て要さんが用意してくれるから、



安心していいからね。



要さんも休み貰って帰るって言ってる。｣





お母さんありがとう。




琢哉さんが言った通りだった。




自分一人がどう頑張ったって無理がある。




みんなにお願いして協力して貰うしかないんだ。




｢琢哉さん、母さんが早めに戻って来てくれるだって、



それとベビー用品はお父さんがみんな用意してくれる。



琢哉さん、私たちみんなに愛されてるよね。



だから私頑張って五つ子生む。｣





『奈都には俺もいるだろう。



それと九州の妹も手伝いに来たいって行ってくれた。



円香中々赤ちゃん出来ないから、奈都にあやかりたいらしいよ。』