【好きよりも愛してる】15才で突然ママになった奈都(2)
真人が社長になっても俺たちの関係は変わらない。




真人は俺の事を未だに琢哉先輩と言うから、




それだけは止めてくれとお願いした。




真人はいいじゃないですか、先輩なんだから。




嫌々、真人がそれで良くても周りが許さない。




でも、こんな時真人が俺の良き理解者であることが嬉しい。





「琢哉さん困った事があれば何でも言って下さいね。


うちの会社は建築業界ですから、五つ子も安心して住めるマンションなんて、



かなり宣伝になると思いませんか?



あ、そうだ五つ子ちゃんが生まれたら、



ベビーベットプレゼントさせて貰いますよ。



五つ子用のベットを作ってもらわないといけないな。


それから、将来わが社の宣伝に五つ子ちゃんを使わせて貰えるなら、



全ての費用はわが社で負担させて頂きますよ。」





はぁ、俺は呆れてものが言えなかった。







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