【好きよりも愛してる】15才で突然ママになった奈都(2)
琢哉さんが琢磨を連れて帰って来た。




「琢哉さん、お帰りなさい。亜矢と柊人が来てるの。」




琢磨が琢哉さんの腕から離れ、亜矢と柊人がいるリビングに走って行く。




「琢磨走ると転ぶよ!」




追いかけようとしたら、自分がバランスを崩し倒れそうになる。




『奈都危ない! 』




琢哉さんに抱き止められた。




『奈都、お願いだから無理しないでほしい。』




「ごめんなさい。私自分がお腹大きい事すっかり忘れてしまった。」




琢哉さんに又叱られちゃった。




『奈都、夕飯はざるぞばでいいかな?



美味しそうな天ぷらあったから買って来た。』




琢哉さん覚えてくれていたんだ。




『奈都、天ぷら食べたくても気持ち悪くなって、



油使えないって言ってたからさ。』




「うん、ありがとうお蕎麦も食べたかったんだ。」




『亜矢ちゃんと柊人君も食べてくか聞いてみて?』






亜矢と柊人は願かけに行くからと帰って言った。




琢哉さんに願かけの話しをしたら、



俺も信じてみたいと言った。







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