愛の理解と知識



「あんた…誰よ」


「俺は…石懸 一樹…
お前こそ誰だよ」


「私はカイナ・フランソワーズ・ド・シュヴァリエ」


「ここはどこだ?」


「ここはライナ王国よ」


「なんでここにいるんだ?」


「さぁ知らない…あ゛っ…」


「何か知ってんだろお前!!」


「ん…多分私の召喚術で失敗したんだと思うわ」


「召喚術…?」


「そうよ.私の魔法って不安定でねー
時々失敗するのよ」


「まっ魔法!?」


「ええそうよ
我がフランソワーズ家の家訓っての?
16になったら召喚術を行らわなければならないの」


「それで俺が召喚されたってわけか?」


「まぁそーいう事ね」


「じゃあ帰してくれよ」


「無理」


「はぁ?」


「だから…この召喚術は完璧でね
召喚したものを還したりは出来ないのよ」


「ダメじゃん!!!!」


「んー…あんたどこの国?」


「日本だけどッ!?」


「日本…
ちょっとついてきて
おじいちゃんのとこに案内してあげるから」


「へっ!?」


「大丈夫だって
私の属性は「利無」だから♪
神と盟約のもとッ!!
我に従え『フォン・リーフ』!!!」」


< 2 / 6 >

この作品をシェア

pagetop