あわい恋と約束

彼女との関係が3ヶ月続いてる。

7月3日 15歳になった。


この日は日曜で朝から
家に居た。


電話が鳴る。


電話にでると、石元だった。


『新田君、誕生日おめでとう!』


彼女に誕生日教えていない、
誰かから聞いたんだろう。

「ありがとう、今なにしてる」



『今? 今、着付け教室』

「着付けっ!」


嫌な・・・、いや!

まさか?



「切るねっ」

電話切り、棟続きの
母の着付け教室へ、


やっぱり!



彼女は教室の赤電話の前に居た。


彼女は俺の母が開いている
着付け教室へ来ていた。




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