あわい恋と約束

このエクボも
私は好きだった。

昔、彼女は右側にしか
エクボができない事を

いや、左側にできない事が

嫌だと、悩んでいた。



そんな事はない
これが彼女に惹かれた
ことの、一ツだった。


背が高く、スタイルがいい。

そして頭がよかった成績が、
常にトップだった。


他の女の子とは違った。

何もかも、違った。



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